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治療費の打ち切り

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治療費の打ち切り

治療費の打ち切り

2015/08/19

むち打ちなどの比較的軽微と言われる傷病の場合,治療費を払っている相手方の保険会社から,早期に治療費を打ち切られそうになることがあります。

後遺障害等級の申請をするのであれば,最低6ヶ月は通院しないといけません。

そうでなくても,症状が残っている以上,しっかり治療をしたいところです。

では,どうしたら良いのか。

まずは,保険会社の担当者に,「まだ痛いんだ。」と伝える。

次に,Dr.に,「まだ治療の必要がある。」と言ってもらう。

これによって,打ち切り時期を相当程度先延ばしすることはできるかもしれません。

しかし,決定打にかけます。

どうするのか。

相手方の保険会社の治療費打ち切りを完全に阻止する方法は,ありません。

しかし,治療ができなくなるのか,というと,そういうわけでもありません。

Dr.が,「まだ症状固定していない。」と言っているのであれば,病院で治療を続ければ良いのです。

治療費は,原則として健康保険で払うことになりますが,示談の際に相手方保険会社に対して支払いを交渉することができます。

もし,自分の保険で人身傷害保険に加入していれば,こちらの保険から治療費を払ってもらうこともできます。

いずれにせよ,Dr.が,「まだ症状固定していない」と言ってくれているのであれば,治療費が打ち切られたとしても治療を継続できますし,継続すべきです。

しっかり治療して,適切な損害賠償をしたいものです。

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