被害者請求をして後遺障害14級9号を獲得した事例
2016/02/22
【ケース】
車道と歩道の区別のない道の右側を歩いていたところ,対向してきた加害車両が,方向転換のために左折して駐車場に入った後右折で出てきて,ご依頼者をはねた。ご依頼者は,右腕を骨折して相当長期の期間治療を要した。
【当事務所の対応】
当事務所で受任した段階で,相手方保険会社からご依頼者本人に対し,傷害部分のみでの示談の提案があった。当事務所は,ご依頼者から損害賠償金額の妥当性について相談を受けた。当事務所は,ご依頼者に対して,後遺障害認定等級取得の可能性があることをお伝えし,受任した。当事務所は,ご依頼者様と一緒に医師面談をした上で資料を集め,被害者請求の方法により後遺障害認定等級の申請を行った。
【結果】
後遺障害認定等級14級9号の認定を受けて示談をした。当初は約104万円(治療費を除く)の提示を受けていたが,最終的には,傷害部分(治療費を除く)だけでも約290万円,損害全体(治療費を除く)で500万円の損害賠償金額で示談した。
【ポイント】
被害者側の主導で後遺障害認定等級の申請をしたことにより,本来後遺障害認定等級が認定されるべき事案で,後遺障害認定等級の認定を受けられないまま示談することを回避できた。弁護士が示談をすることで,適切な損害賠償額で示談ができた。