自動車保険につけるおすすめの特約|たおく法律事務所
2022/11/17
呉市で交通事故被害の救済に注力する弁護士の田奧です。
今日は、自動車保険の特約で、ぜひとも入った方がいい特約をおすすめしてみます。
【問題の所在】
自動車保険の任意保険に入る際、さまざまな特約があります。
これらの特約は、それぞれ、リスクヘッジのために有効なものですが、全部に加入すると保険料がもったいないですね。
それでは、どの特約に入るのがよりコスパの良いリスクヘッジになるのでしょうか。
今日は、その点について、交通事故被害者側弁護士としての独断と偏見でおすすめしますね。
【回答】
対人・対物は当然加入するとして、それ以外のおすすめの特約を3つ紹介します。
おすすめ度3位 車両保険
予算がないなら絶対ではありませんが、高級車を新車で購入したような場合には付保しておいた方がいいと思われます。
おすすめ度2位 弁護士費用保障特約
保険料は安く、いざというときに弁護士に対応を委任できて、結果、賠償金も増える。
ぜひとも付保しておきたい特約といえます。
しかし、これが1位ではないのは、意外でしたか。
おすすめ度3位 人身傷害保険(車内・車外両方)
人身傷害保険は、加害者が無保険であった場合や、自分の方の過失割合が大きい場合に、治療費・慰謝料・休業損害・後遺障害の逸失利益・後遺傷害慰謝料等の損害を補填してくれる保険です。
人身傷害保険、入っているよ、という方は多いと思います。
でも、よく証券を見てください。
(車内のみ)の特約が入っていませんか。
例えば、小学生のお子さんが自転車で道に飛び出して車にはねられたとき、人身傷害保険が車内限定だと、治療費の対応をしてもらえません。
こちらの方が過失の割合が多い場合だと、加害者の対人保険も治療費の対応をしてくれません。
結果として、治療費をいったん立て替えて、自分で自賠責に被害者請求するという煩瑣な手続きが必要になります。
なので、人身傷害保険(車内・車外両方)は、ヘッジすべきリスクの大きさに鑑みて、一番おすすめの特約になります。
【ポイント】
交通事故被害に注力する弁護士のおすすめの保険特約でした。