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車同士の事故でひき逃げに遭い、傷害慰謝料の上乗せを獲得した事案|たおく法律事務所

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車同士の事故でひき逃げに遭い、傷害慰謝料の上乗せを獲得した事案|たおく法律事務所

車同士の事故でひき逃げに遭い、傷害慰謝料の上乗せを獲得した事案|たおく法律事務所

2023/06/19

呉市で交通事故被害の救済に注力する弁護士の田奧です。
  今日は、車同士の事故でひき逃げに遭い、傷害慰謝料の上乗せを獲得した事案を紹介します。

【ケース】

  被害者は、自車を運転し,片側一直線の道を直進中,信号のない交差点に自車優先の直進で侵入したところ,左方から加害車両が交差点内に直進してきて,自車後部ドアから後ろに相手車前部が衝突してきました。
  加害車両は、その後、現場からいなくなりました。
  今日紹介するのは、この事故の人損の部分です。

【当事務所の対応】

  当事務所は、受任直後から、依頼者である被害者の意向で、加害者のひき逃げを主張していました。
  ところが、加害者保険会社は、加害者は、現場からいなくなったが警察に通報したので、ひき逃げではないという主張をしていました。
  そのため、当事務所は、治療終了後も直ちに示談ができず、刑事記録ができるのを待って取り付けました。

  そして、刑事記録を取り付けたところ、あろうことか、加害者は、自分がひき逃げに遭ったという通報をしていたことが明らかになりました。

  当事務所は、加害者の行為の悪質性を主張し、傷害慰謝料の増額を主張しました。

【結果】

  当事務所は、加害者保険会社との粘り強い交渉の結果、ひき逃げによる傷害慰謝料の増額を獲得しました。
  損害賠償額は、治療費等を除いた獲得額で、約90万円になりました。
  被害者が自分で交渉していれば、治療費を除いた損害賠償金の獲得額は、50万円程度にしかならない事案でした。

【ポイント】

  弁護士に委任することで、加害者がひき逃げを否認していても、認めさせることができる場合があります。

  損害賠償金額は、治療費を除いた獲得額で、金額にして40万円、割合にして8割増額できる場合があります。

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