所有建物に自動車で衝突され、修理費用全額を獲得した事案

呉市で交通事故被害の救済に注力する弁護士の田奧です。
　　今日は、所有建物に自動車で衝突され、修理費用の全額を獲得した事案を紹介します。

【ケース】

　　依頼者の所有するビルの隣の駐車場に駐車しようとした加害車両が、アクセル操作を間違い、ビルに衝突した。ビルの内側居住スペースまで損傷しました。
　　依頼者は、自分で修理見積を取って保険会社に請求したが、相手方の弁護士から修理費用の一部のみ認めるという連絡が来ました。
　　依頼者は、困り果てて当事務所に相談しました。

【当事務所の対応】

　　当事務所は、受任後、依頼者の取り付けた修理見積を精査しました。
　　そうしたところ、実際は必要のない修理項目があり、必要な修理項目がないように見受けられました。
　　そこで、当事務所は、信頼のおける一級建築士が所属する工務店に、現場を見てもらい、修理と見積もりを依頼しました。
　　当事務所は、適切な見積もりを相手方に提示し、粘り強く交渉しました。

【結果】

　　当事務所は、相手方と、修理費用全額を獲得する形で示談をしました。
　　当事務所の依頼した工務店は、依頼者のビルを完全に修理しました。

【ポイント】

　　所有建物の損傷事案で、自分で交渉してうまくいかなかった場合でも、弁護士が見積もりを取り直せば、適切な賠償を受けることができます。