たおく法律事務所

アンティークロードバイク走行中に事故に遭い、物損の上乗せを獲得した事案

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アンティークロードバイク走行中に事故に遭い、物損の上乗せを獲得した事案

アンティークロードバイク走行中に事故に遭い、物損の上乗せを獲得した事案

2025/09/08

呉市で交通事故被害の救済に注力する、弁護士の田奧です。
  今日は、アンティークロードレーサーに乗っていて自動車にはねられ、物損の額を上乗せできた事案を紹介します。

【ケース】

 被害者は、ロードレーサーを運転して、片側一車線の道を直進中、前方交差点で右折するために後方を確認したうえで、右に寄り、走行していたところ、後続直進車(相手方)に追突されました。
 被害者の乗っていたロードレーサーは、66年前に購入した当時の最高級オーダーメイドの自転車で、当時の価格で5万5000円で購入したものでした。
 加害者保険会社は、時価を5万5000円で提示していました。
 被害者は、加害者保険会社が、ロードレーサー価値を正しく評価しないことに納得がいかず、当事務所に相談しました。

【当事務所の対応】

 当職は、受任後、ロードレーサーを扱う複数の自転車店に問い合わせて、アンティークとしての価値を聞いてみました。
 それによると、オークションに出せば価値が分かるとか、性能自体は現在のモデルの方が高いので自転車としての価値は高くない、などの回答でした。
 自転車は損傷しているので、オークションには出せません。
 当職は、被害自転車の価値は5万5000円しかないのかと悩み、とある計算方法に思い至りました。
 それは、66年前の物価指数から、被害自転車の現在の価値を計算する方法です。

【結果】

 当職は、66年前の物価指数を調べ、被害自転車の価値を23万円と算出しました。
 保険会社と交渉し、自転車の時価額は23万円で合意しました。
 被害自転車は、問題なく乗れており、アンティーク品であることから、減価償却も考慮しないことで合意しました。

【ポイント】

 昔購入した当時の最高級自転車について、保険会社の提示する時価額に納得がいかなくとも、弁護士に相談すれば、時価額が4倍程度に増額する場合があります。

 


 

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