バイク事故で骨折し、骨癒合までの3年7カ月間の治療を獲得した事案|たおく法律事務所
2025/09/16
呉市で交通事故被害の救済に注力する、弁護士の田奧です。
今日は、バイク事故に遭い、大腿骨骨幹部開放骨折及び右橈骨遠位端骨折の重傷を負い、骨癒合が得られるまでの3年7カ月間の治療を獲得した事案を紹介します。
【ケース】
被害者は、原付バイクを運転して片側3車線の真ん中を走行中,青信号で、前方交差点に直進で進入しました。そうしたところ、対向から交差点内に進入して右折待ちをしていた相手車が、突然右折を開始し,被害者の進路を塞ぎました。被害者は、左に回避しようとしましたが、後輪が滑って回避できず、相手車後部左タイヤ付近に衝突しました。
【当事務所の対応】
当事務所は、事故後11か月が経過したころ、右手首のボルトを抜く手術をする前に相談を受け、受任しました。
当職は、被害者から主治医の見解を伝え聞き、左大腿骨の骨折は骨癒合が得られていないこと、このままだと腸骨の骨片を採取して骨折部に移植する必要があること等を確認しました。
当職は、加害者保険会社に対して、被害者の治療には長期の時間がかかることを説明しました。
加害者保険会社は、当職からの説明を聞き、長期間の治療に同意しました。
そこで当職は、主治医に対し、上肢の神経伝導検査をお願いしました。
被害者は、その後、少しでも可動域を保つために整形外科クリニックでリハビリを行いました。
被害者は、左大腿の骨癒合が得られず、腸骨の骨片を採取指定骨折部に移植する手術を受けました。
被害者は、その後1年9か月をかけて、左大腿骨の骨癒合を待ちました。
被害者は、左大腿骨の骨癒合を確認し、症状固定と診断され、後遺障害の診断を受けました。
【結果】
当職は、受任直後から、加害者保険会社に対し、被害者の骨折の治療には時間がかかる旨を伝えておきました。
そのため、加害者保険会社は、被害者に対し、そろそろ治療を終えるべきではないかという問い合わせを一度もしてきませんでした。
その間、当職は、治療の節目節目に、加害者保険会社に対し、治療状況を報告しました。
【ポイント】
交通事故に遭って大きな骨折をしたときは、治療期間中から弁護士に委任することで、加害者保険会社から治療の終了を急かされることなく、じっくりと骨癒合を待つことができます。