主婦休業損害を獲得した事例⑵
2016/06/07
【ケース】
トンネルに入ってすぐ,渋滞で停止していたところ,後続車に追突された事案。
【当事務所の対応】
症状固定の段階で右手第4,5指にしびれがあったため,被害者請求の方法により後遺障害等級認定の申請を行った。しかしながら,主治医の協力が得られず,非該当となった。そのため,傷害部分のみでの損害賠償請求に切り替え,適切な損害賠償を実現すべく相手方保険会社と交渉した。
【結果】
当初,相手方保険会社は労働者としての休業損害しか認めていなかったが,被害者が主婦であることを主張し,主婦としての休業損害を獲得した。休業損害だけでも70万円程度の増額となった。
【ポイント】
後遺障害等級認定の申請の結果が非該当であったとしても,弁護士が保険会社と交渉することで損害賠償額の増額をすることができる場合がある。