休業損害証明書を会社が書いてくれず,弁護士が交渉して書いてもらい,満額の休業損害金を含む裁判所基準の損害金を獲得した事案|たおく法律事務所
2021/06/30
呉市で交通事故被害に救済に注力する弁護士の田奧です。
今日は,会社が休業損害証明書を書いてくれなかったところ,弁護士が説明して交渉したところ書いてもらえて,満額の休業損害金を獲得した事案を紹介します。
【ケース】
この事案は,被害者が自動車を運転して交差点手前で赤信号で停止していたところ,加害車両に追突されたというものです。
当初より,加害者側保険会社は,損害は全額賠償すると言っていました。
被害者が,勤務先に休業損害証明書の作成を依頼したところ,書き方がよくわからないという理由で断られていました。
【当事務所の対応】
当事務所は,休業損害金の仮払い請求をする段階で受任しました。
当事務所は,被害者の勤務先に電話し,休業損害証明書の書き方を丁寧に説明し,作成していただけるようお願いしました。
そうしたところ,勤務先は,休業損害証明書を作成してくださり,賃金台帳も出していただけました。
当事務所は,直ちに休業損害金の仮払いを請求しました。
【結果】
加害者保険会社は,請求してから一週間程度で,35万円程度の仮払いに応じました。
治療費を除いた最終的な獲得額は,自賠基準で計算すれば25万円程度であるところ,70万円程度を獲得することができました。
【ポイント】
休業損害証明書を勤務先の会社が書いてくれない場合も,弁護士が受任して交渉すれば,書いてもらえることがあります。
損害賠償金の額は,弁護士が交渉すれば,自分で交渉する場合の3倍以上を獲得できる場合があります。