追突事故に遭ってむち打ちを発症し、裁判所の基準で慰謝料と主婦休業損害を獲得した事案|たおく法律事務所
2022/06/30
呉市で交通事故被害の救済に注力する弁護士の田奧です。
今日は、追突事故に遭ってむち打ちを発症し、十分な治療期間の後、裁判所の基準で傷害慰謝料と主婦休業損害を獲得できた事案を紹介します。
【ケース】
被害者は、知人の運転する自動車の助手席に同乗し、片側一車線の道を走行中、前方交差点手前で先行車両数台が赤信号で停止していたので続いて停止していたところ、よそ見をしていた加害車両にノーブレーキで追突されました。
これにより、被害者は、むち打ちを発症しました。
被害者は、初めての交通事故で不安になり、当事務所に相談しました。
【当事務所の対応】
当事務所は、事故後、被害者が治療を開始し、二週間が経過した時点で受任しました。
被害者は、整形外科で診察を受けながら、接骨院での施術も受けていました。
当事務所は、接骨院での施術について後々トラブルにならないように、保険会社と話を付けました。
被害者は、頚、背中、腰の痛みを訴えて治療を継続し、医師の判断で、事故後4ヶ月治療を受けて症状固定となりました。
当事務所は、最後の経過診断書が出来上がるのを待って示談交渉を開始しました。
争点は、主婦休業損害の金額、慰謝料の金額でした。
【結果】
当事務所は、主婦休業損害について、実通院日数全部について、裁判所の基準で主婦休業損害を獲得することができました。
当事務所は、傷害慰謝料についても、裁判所基準の中の理論上の最大値の金額を獲得することができました。
最終的に、示談金額は、治療費等を除いて126万円を獲得することができました。
自賠責の基準では、治療費等を除いた獲得額が82万円程度になる事案でした。
【ポイント】
事故に遭った場合、治療初期から弁護士に委任することで、接骨院の施術費用をめぐって争いになるリスクを減らすことができます。
弁護士に委任することで、治療費を除いた損害賠償金(慰謝料や主婦休業損害金)を、金額にして44万円、倍率にして1.5倍程度増額させることができる場合があります。