自動車を運転していて、信号無視の歩行者と衝突し、むち打ちを発症して裁判所の基準で人損の賠償を獲得した事案
2024/09/30
呉市で交通事故被害の救済に注力する弁護士の田奧です。
今日は、自動車を運転していて、信号無視の歩行者と接触してしまい、軽度のむち打ちを発症して、人損の賠償を裁判所の基準で獲得した事案を紹介します。
【ケース】
被害者は、普通乗用自動車を運転して片側3車線の真ん中を走行中、青信号で前方交差点内に進もうとしたところ、前方横断歩道を赤信号で横断していた、相手方と接触しました。
被害者は、この事故で、軽度のむち打ちを発症しました。
今日紹介するのは、この事故の、人損の部分です。
【当事務所の対応】
当事務所は、事故後4日程度で受任しました。
依頼者は、事故以来、首の重だるい感じに悩まされていました。
当職は、加害者の個人賠償責任保険会社に連絡し、治療費の対応を求めました。
当初は、保険会社は、車の運転者が怪我をすることに懐疑的でした。
しかし、当職の説得により、治療費だけは負担するといいました。
当職は、それは理由がないと主張し、結局、ひと月程度の治療で終わることを条件に、裁判所の基準での人損の賠償を獲得しました。
【結果】
示談の結果、被害者は、治療費等を除いた損害賠償金を16万円程度獲得しました。
保険会社は、当初、人損の賠償を否定していた事案でした。
【ポイント】
自動車で歩行者と接触した場合でも、自動車の運転者が人損の賠償を獲得できる場合があります。