事故で積載物が損傷し、賠償を勝ち取った事案|たおく法律事務所
2022/05/23
呉市で交通事故被害の救済に注力する弁護士の田奧です。
今日は、トラックに工事用機械を積載していて交通事故に遭い、積載物が損傷し、事故と積載物損の因果関係が争点となり、賠償を獲得した事案を紹介します。
【ケース】
被害者は、トラックに工事用機械を積載して片側1車線の道を進行中,自車優先の丁字路に直進で侵入したところ,左方から相手車が右折で出てきて,自車助手席ドア付近に衝突されました。
被害者のトラックの積載されていた工事用機械は、衝撃で損傷しました。
相手方は、積載物の損傷と事故との因果関係を争ってきました。
被害者は、そのような状況で、当事務所に相談されました。
【当事務所の対応】
当事務所は、受任後、積載物の修理業者と連携し、修理費用の見積もりを依頼するとともに、損傷の原因が衝撃による振動であることを文書で証明するよう依頼しました。
当事務所は、修理業者からの書類を基に積載物損を計算し、相手方に対し、被害トラックの修理費用と積載物損の賠償を請求しました。
相手方は、工事用機械の損傷と事故との因果関係を調査した後、当事務所の主張通り、因果関係を認めました。
【結果】
当事務所は、相手方と示談交渉の結果、トラックの修理費用と積載物損を合わせて160万円を獲得しました。
当事務所が受任していなければ、修理費用相当額の23万円は除いて、137万円の積載物損の賠償は難しい事案でした。
【ポイント】
弁護士に委任することで、自分が交渉したのでは獲得が難しい損害項目についても賠償を受けることができる場合があります。
弁護士に委任することで、相手方が事故との因果関係を否認してきた積載物損について、137万円程度の賠償が受けることができる場合があります。