追突の交通事故に遭い、同乗していた子どもについて、慰謝料を含む損害賠償金を裁判所の基準で獲得した事案|たおく法律事務所
2022/09/05
呉市で交通事故被害の救済に注力する弁護士の田奧です。
今日は、同乗していた子どもが追突事故に遭い、十分な期間の経過観察の後、通院について慰謝料等を裁判所の基準で獲得した事案を紹介します。
【ケース】
被害者は、保護者の車に同乗して片側二車線の左側車線を走行中、前方交差点手前で赤信号により停止していたところ、よそ見をしていてブレーキが遅れた後続車に追突されました。
被害者は大きな症状は訴えませんでしたが、保護者は、不安に思って通院し、経過観察となりました。
【当事務所の対応】
被害者の保護者は、弁護士特約に加入していたこともあり、当事務所に委任しました。
被害者は、十分な経過観察の後、幸いにも症状が現れることなく治癒となりました。
当事務所は、加害者保険会社と示談交渉し、裁判所の基準で慰謝料等を含む損害賠償金を獲得しました。
【結果】
示談金額は、治療費等を除いた慰謝料等の損害額が11万円程度になりました。
被害者の保護者が自分で交渉していれば、治療費等を除いた慰謝料等の獲得額は5万円程度になる事案でした。
【ポイント】
子どもが交通事故に遭い、症状が現れるか否かの経過観察のために通院した場合も、加害者保険会社から慰謝料を獲得できる場合があります。
弁護士に委任することで、治療費を除いた慰謝料等の損害賠償金は、金額にして6万円、倍率にして2倍程度に増額できる場合があります。