車両の時価の調べ方について｜たおく法律事務所

呉市で交通事故被害の救済に注力する弁護士の田奧です。
　　今日は，交通事故で車両損傷した場合，その車両の時価額の調べ方についてお話しします。

【問題の所在】

　車両の損傷について，損害の額は，修理費用か車両の時価のどちらか安い方です。
　それでは，車両の時価は，どうやって調べたらいいのでしょうか。

　保険会社に任せておくと，損害調査報告書という書類で調査してもらえることが多いです。
　そこでは，古い車なので新車価格の1割，とか，レッドブックという本によると〇〇円，などと書かれています。
　その金額は，感覚的に，もっと高くてもいいのにな，と思うことが多々あります。

　そんな時，車両の時価を調べる方法はないのでしょうか。

【回答】

　車両の時価を調べる方法といいますが，車両の時価って何でしょうか。
　それは，同種同等の中古車市場における値段の平均値です。

　そして，車両については，インターネット上で中古車市場が確立されています。

　したがって，その値段の平均値が，その車両の時価額となります。
　基本的には，だれでも調べることができます。
　しかしながら，弁護士が適切な条件設定を行えば，より適切な金額の時価を調査することができます。

【ポイント】

　車両の時価額について，保険会社の調査報告書の金額は，実際の市場価格よりも少ない場合が多々あります。
　弁護士が，適切に条件設定をして，同種同等の車両の市場価格を調査すれば，車両の時価額を適切な価額まで引き上げられる場合があります。