保護者の運転する被害車両に同乗していた子どもが、事故で打撲捻挫の傷病を負い、治癒するまで通院して、裁判所の基準で慰謝料等の損害賠償金を獲得した事案|たおく法律事務所
2023/05/29
呉市で交通事故被害の救済に注力する弁護士の田奧です。
今日は、保護者の運転する被害車両に同乗していた子どもが、事故で打撲捻挫の傷病を負い、治癒するまで通院して裁判所の基準で慰謝料等の損害賠償金を獲得した事案を紹介します。
【ケース】
被害者は、保護者の運転する車に同乗して、片側2車線道路の右側車線を直進中、左前方に停止していたトラックの後ろに停止していた加害車両が自車進路を塞ぐ形で右に進路変更して衝突してきて、反対車線まで押し出されて、反対車線の右車線を斜めに塞ぐ形で停止しました。
今回紹介する被害者は、被害車両に同乗していた子どもです。
被害者は、事故後、背中の痛みを訴え、整形外科で治療を開始しました。
【当事務所の対応】
被害者は、事故から10日後くらいに、保護者と一緒に当事務所に相談しました。
当事務所は、受任後、保険会社との間で、治療期間について交渉しました。
保険会社は、子どものむち打ちだからという理由で、事故後一か月程度で治療費の打ち切りを示唆してきました。
当事務所は、被害者の保護者から、症状について具体的に聴き取り、痛みが継続している間は受診したいという意向を踏まえて、加害者保険会社と交渉しました。
被害者は、約二か月通院した後、症状が軽快して治癒となりました。
当事務所は、加害者保険会社と、示談交渉を開始しました。
当事務所の粘り強い交渉の結果、裁判所の基準で、慰謝料等の損害賠償金を獲得することができました。
【結果】
被害者は、当事務所の示談交渉の結果、治療費等を除いた獲得額で、損害賠償金約26万円を獲得することができました。
保護者が自分で交渉していれば、治療期間を早期に打ち切られなかったとしても、治療費等を除いた獲得額で、損害賠償金約8万円程度しか獲得できない事案でした。
【ポイント】
子どもの事故でも、弁護士に委任することで、症状が軽快するまでの間、適切な治療を受けることができます。