傷害慰謝料の算定方法(1)
2015/11/27
呉市で弁護士をしております,田奧です。
今日は,傷害慰謝料の算定方法についてお話します,
傷害慰謝料の算定の時,大きな要素となるのは,総治療期間,入院日数,通院実日数です。
基本的には,「総治療期間から入院日数を控除した期間」と「入院日数」を要素として傷害慰謝料が決まります。
それなら,毎月一回,長期間通院していれば傷害慰謝料を多くできるのでしょうか。
いいえ,それは違います。
治療期間が長期かつ不規則になると,「総治療期間から入院日数を控除した期間」の代わりに「通院実日数に3.5を乗じた期間」が要素となることがあるからです
治療をして症状を改善させるという意味からも,適正な傷害慰謝料を認めてもらうという意味からも,しっかり病院に通って治療をしたいですね。