交通事故の示談交渉の結果、主婦の休業損害金を含む損害賠償金を裁判所の基準で獲得した事案|たおく法律事務所
2022/08/17
呉市で交通事故被害の救済に注力する弁護士の田奧です。
今日は、主婦である被害者が、交通事故でむち打ちを発症し、主婦休業損害金を含む損害賠償金を裁判所の基準で獲得した事案を紹介します。
【ケース】
被害者は、知人の運転する車に同乗中、先行するトラックの荷台から荷物が落下して自車の進路を塞いで衝突し、首と腰を捻挫しました。
被害者は、事故後6ヶ月半通院して症状固定し、自分で示談交渉をしていました。
被害者は、提示された示談金が適切な金額であるか分からず、当事務所に相談しました。
【当事務所の対応】
当事務所は、被害者から示談交渉を引き継いで受任しました。
当事務所は、まず、加害者保険会社の提示した損害賠償案を精査しました。
その結果、当初の提示金額は、ほぼ自賠責保険の限度額で収まる金額の提示であることを確認しました。
当事務所は、加害者保険会社に対し、主婦休業損害金、傷害慰謝料等の損害を裁判所の基準で計算して請求をしました。
当事務所は、加害者保険会社に対して、粘り強く交渉しました。
【結果】
当事務所は、最終的に、治療費等を除いて185万円程度の損害金を獲得することができました。
そのうち、主婦休業損害金は、91万円程度でした。
被害者が、加害者保険会社から、当初提示されていた金額は、治療費等を除いて64万円程度でした。
当初の提示額のうち、主婦休業損害金は、18万円程度でした。
【ポイント】
弁護士に委任することで、主婦の休業損害金等の損害賠償金を、適切な金額で請求することができます。
弁護士に委任することで、損害金額は、倍率にして約3倍、金額にして94万円程度増額できる場合があります。